趣味のヴァイオリン

by D.K.A








末は辻音楽師








VS-0
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HAV-AM3
ヘンシェン・アマティ
289,800円(税・送料込み)




趣味人のための
手工ヴァイオリン

0.ラストスターター賛歌

ヴァイオリンの世界では3歳半から始めないとレイトスターターといわれるらしい。
では人生あと3年半はもってほしいと思う我々が趣味を始めるのはこれが最後だろう。
その意味で我々はラストスターターだ。

ラストスターター憲章

by DKA

1.我々はソリストを目指す。
(その意:三歳半から始めてオケのその他大勢にはなりたくない。)

2.我々はジャンルを問わず好きな曲を弾く。
(その意:弾いている曲でどの程度か判断される世界でなく,
クラシック,ポピュラー,映画音楽,日本の抒情歌,演歌,知っている曲で
楽譜さえあれば楽しく弾ける。)

3.楽器は選ばない。
(その意:3万円の楽器でも楽しく弾きこなす。我々はブランド狂いのナンセンスは持ち合わせていない。)

4.人前で弾かない。
(その意:ヴァイオリン演奏は自己に対する感情発露であって他人に聞かせるものではない。)

1.趣味の域に入った

今年(2005年)還暦から一年経って5月に地元大学の生涯学習講座「楽しいヴァイオリン教室春コース」に通い始め、 「楽しいヴァイオリン教室秋コース」を終わり、来年春コースに申し込み、 来年春迄に6ヶ月あるそれまで待てない、と思ったとき私は「ヴァイオリンに嵌まったのを確信した。 趣味の域に到達したのだ。
ヴァイオリンを弾くことが楽しくて仕方ない。
同じ教室仲間で同じ歳、同じ思いのM氏と語らって個人指導のヴァイオリンの先生を探すことにした。
地元では個人レッスンをしている先生は見つけにくかったが幸い以前にミニコンサートで 演奏していたヴァイオリニストがレッスンをしてくださる事になりM氏とペアで先生のご自宅で 月3回レッスンを受けることになった。

2.なぜヴァイオリン?

それはほんの小さなきっかけからだった。
今年の3月のある日曜日、新聞の広告欄で「川井郁子ディナーコンサート」の案内があった。
3月9日に高松のクレメントホテルである、という。
私はいままでこの種の「ディナーコンサート」に出かけたことはなかった。 私の隣で娘が朝食をとっていたので、「ディナーコンサート」に一人で行く人はいるんだろうか?と つぶいた。娘は「いない、いない。」と答えた。「行くか?」と聞くと「いく」という。 年頃の娘で娘と出歩くのはこれが最後だろうと思い一緒に出かけることにした。
(その娘は今年結婚した。一人娘だった。)
いろんな感傷もまじっていたがコンサートには感動した。 特に川井さん作曲の「インスティンクト・ラプソディ」演奏の時はライトの加減でヴァイオリンだけが 赤く浮かび上がり激しい曲の中で一瞬炎に包まれたかに見えた。これは後で私の企画商品「赤いヴァイオリン」の モチーフとなった。
その後ヴァイオリンコンサートにやみつきになり地元で行われるミニコンサートを見つけては出かけて行った。
ところで私の企画した「レッドヴァイオリン」のサンプルがメ−カーから送られてきた。
しばらく弄り回していたが気に入ってしまい買い取って手元に置くことにした。
そんな時インターネットを検索中、地元の大学の生涯学習教育センターで「楽しいヴァイオリン教室」の 受講生募集の記事を見つけた。期限は1週間ほど過ぎていたが何とか頼み込んで「超初心者のコース」を 作ってもらい他の四人の「超初心者」とともにヴァイオリンを習い始めた。M氏と私が61歳、後のお二人は もっともっと年上のようにお見受けした。
ヴァイオリンと私は全く無関係ではなかった。
そもそも私の社会人としてのスタートは信州の松本市で楽器の設計者から始まった。最初は電子楽器、後はエレキを 中心とするギターの設計を行っていた。そして当時スズキメソッドの研究生として来ていた若いアメリカ人カップルと オーストラリア人女性と一緒に1軒の家を借りて住んでいたのでヴァイオリン講師の卵達がどのように 巣立っていくかを身近に感じ取っていた。そのあたりのことは一部「ヴァイオリンビブラート超入門」に記してある。

3.初めてのレッスン

初めてのレッスンは先生の調弦から始まった。 四人の受講生の調弦を先生が自らして下さった。 私は既にピッチパイプで調弦を済ましていたのでチェックだけかと思っていたが とんでもない、1オクターブ低く調弦していたようだ。 道理でG弦の音がブルブル震えていた。 やはり最初は先生につくべきだと思った。 先生はヴァイオリンと弓のブランドをチェックされていたようだ。 ヴァイオリンを弾かれて「よく通る音がしますね」といってf字孔を覗かれた。 そして「あら、ラベルがありませんね」といわれた。 私は「中国製です。」と答えた。先生は「上級クラスでも中国製をお使いの方がおられますよ。」 といわれた。 その後ファーストポジションのマークをテープで貼ってくださってレッスンは始まった。 このとき私が持っていった楽器は赤いCarlo giordanoの入門器とイギリス製のグラスファイバーの 赤い弓、イギリス製の松脂、赤いケースといった「レッドヴァイオリン」仕様のVS−35RDであった。 オリジナルの中国弦も良く鳴ったがとりあえずドミナント弦に替えておいた。

4.改造

自分の楽器だから使いやすいように改造した。 先ずポジションマークをギター式に貝殻で丸ポジを作り埋め込んだ。 またファーストポジションとサードポジションの親指の位置決めのために サイドポジションを埋め込んだ。(後日談:後でこれらは意味がないことがわかる。 少しヴァイオリンが弾けるようになると手の形や、目で覚えるのではなく鳴る音で判断するようになる。)
このレッドヴァイオリン普及版VS−35RDは本当によく鳴る。 自宅の音響が良い(板の間の旧DK)せいか「G線上のアリア」なんか弾くと低音が響き渡るので 自分がヨーヨー・マでチェロを弾いているような恍惚感がある。 で、つけた愛称が「女学生」。

5.ヴァイオリンビラート

ヴァイオリンをはじめた人が先ず憧れるのがビブラートだ。 ところがこのビブラートなかなか教えてくれないらしい。 大体習い始めて3年から8年かかるらしい。 還暦過ぎればそんな悠長なことは言っていられない。 強行学習のみだ。 私は3ヶ月たったころにはビブラートはかかるようになった。 音楽的ではないが教則本以外の演歌や映画音楽や其の他トランペット(自己流)で 吹いていた楽譜には全て付点四分音符以上の音にはビブラートをつけるようにした。 もちろん人様に聞かせる心算は無い。 どうやったか? 下の写真を見てほしい。これはビブラートの訓練棒だ。 長さはほぼヴァイオリンの長さ、右下の切り込みはネックの心算、 左上の切り込みは顎当てになる。 顎当ての切り込みに顎を置き右下の切り込みに左手を添えて板の上で4本の指を揺らす。 私は毎夜一時間以上散歩しているから人目を気にせずこれで訓練した。 当然三ヵ月後には本当のヴァイオリンの指板の上で指が踊ってくれた。 この方法には欠点が二つ。
@ビブラートはかかるけど音楽的かどうかは別問題。
A左手@の指(人差し指)が腱鞘炎になって夜中に目が覚める。
この@の指、朝起きたときはまっすぐ。ヴァイオリンを弾くときはグキッと 一度痛い思いをして折り曲げるとヴァイオリンを弾いている間は痛くない。 弾き終わると自力で指を伸ばす。するとバネのように戻る(これをバネ指という)。 このときもかなり痛い思いをする。皆さんは無理をしないほうがいい。 私は市販のインドメタシン1%入りの塗り薬で治りつつあるが。

6.秋季コース

秋季コースを控えて二挺目のヴァイオリンを買う事にした。 一挺目のヴァイオリンに不足は無く大変気にいているが、 職場でも自宅でも弾きたいと思うようになったし、入門器と 高いヴァイオリンとではどこが違うか比べたかったからだ。
そこで購入したのがCarlo giordano最高位のVS−1200、 以前マエストロシリーズとして売り出していたものだ。
来た物はこれ。
最高位といっても定価は15万円。
角ケース、フェルナンブーコの弓、 肩当て、松脂等をいれて売価で15万円程度。
今回は改造はせず、サードポジションの@の指の位置に 丸ポジを貼り付け、指を痛めているので全ての弦に アジャスターを取り付けた。なんかかっこ悪い気がして 何回かつけたりはずしたりしたが結局便利さに負けて 今では着けっ放し。(今はまたE弦アジャスターのみ。)
で、これをもって9月からの秋季コースに参加した。
いつもと同じに先生に調弦してもらうと試奏して「いい音ですね!」と いわれた。f字孔を覗き込んで「2005年?!」といわれた。
私は「中国製です。」をいいそびれた。
先生は当然大学教授(音楽学科長)で県文化功労者でもある。
私は「この楽器と一生付き合って行こう」と心に決めた。
実はこの楽器が来たとき少し期待と違うと思っていた。
その一は「女学生」と比べるともっと音量があって超素晴らしい音が 出ることを期待していたのだ。しかしそんなことは無く、音量は控えめで 音質は「女学生」のようにチェロのような音が鳴ることも無く強いて言えば 「繊細」な音、ヴァイオリンの音を感じさせるものだった。
そのニ、カタログの写真では裏板はブックマッチ(中央で対称模様)であったが 実際は鮮やかな虎杢ではあったが一枚板であった。早速メーカーに厳重抗議を したが一枚板と二枚板で価値は変わりませんとあっさり交換を却下されてしまった。 その後インターネットで調べたがその通りだったので納得してしまった。
その後しばらく演奏してみてだんだんその繊細な音に惹き付けられるようになった。
確かにこのヴァイオリンは不思議な可能性をもったなにか雰囲気のある楽器だ。
で、愛称は「トランタン(三十代の女性)」。

7.個人(といってもペア)レッスン開始

スズキの第一巻を少し残して「秋季コース」は終了した。
来春の受講申し込みはしたが来年5月まで間が持たない。
同じ思いのM氏と語らって個人レッスンの先生を探すことにした。
幸い近くにヴァイオリニストで私もミニコンサートで演奏を聞かせていただいたことのある I先生が二人のレッスンを引き受けてくださった。
最初に電話で「ほとんど初心者だが、早くビブラートを身に着けてクラシック以外のものを 弾きたい。」と切り出したら、しばらく絶句されていたが、とにかく詳しい話を聞いてから 指導するかどうか決めるといわれる。
翌日M氏と二人でヴァイオリンをかかえてご自宅へ伺った。
とりあえず「何か弾いて見なさい」といわれて何か弾いたが二人ともボロボロだった。
そこで「基礎から」ということでめでたく(?)入門をゆるされた。
M氏のヴァイオリンはアマチュア製作家の28台目のもので先生に何か言われていた。
私のはあっさり「バランスがいいですね」で終わり。まあいいか。
ーーーーーーーーーーーー
あるときI先生は雑談の中で一通り中国製のヴァイオリンをけなされた。
通販でヴァイオリンを買うのはとんでもないそうだ。
私のヴァイオリンは中国製で私が通販業者であることは知っておられないのだろうか?
いずれにしろ私は愛器「女学生」、「トランタン」の音は素晴らしいと思うし限りない愛着を 持っている。M氏も手作りのヴァイオリンを買い換える積もりは全くないそうだ。
多分多くのヴァイオリン教室の講師も同じ意見を吐かれる人は多いと思うが、中国製品の ファンも確実に増えているのも事実だ。
(後日談:あるとき「これが私の一号器です」と愛器「女学生」をI先生に見せたところまず ケースの赤い色に驚かれ、さらにヴァイオリン本体の色に興味を示され、最後には 音に感心された。これで私の先生への胸の痞えもとれた。更に相方がビブラートのやり方を先生に さりげなく尋ねると即座に教えてくださった。二人とも思い掛けない収穫に大喜びして帰宅した。 I先生有難う。)

(後日談U:前述の翌回からビブラートを教えてくださり、スズキの第一巻バッハのメヌエット一番を ビブラート付きで宿題になった。帰ってからそのあたりの曲と歌の本の曲にビブラートをかけまくったのは 言うまでも無い。ほぼ9ヶ月のヴァイオリン人生で一番楽しかった。)

8.ヴァイオリンを趣味として

ヴァイオリンを趣味として生き方に明るさが出てきた。
還暦を過ぎると色々な道に自らカーテンを下ろしてきた。
ヴァイオリンを趣味とすると又自らカーテンを揚げはじめた。
今までと異なった人達との交流が始まった。
この年になって新しく友人ができるとは思いもよらなかった。
ヴァイオリンのお浚いを通じて音楽教育について、日本の科学技術の衰退について、 はては国際情勢について放談が始まったりする。これが又楽しい。

ヴァイオリンを弾くこと自体が楽しい。
10冊以上あるトランペット関係の本、ナツメロ、演歌、日本の名歌、世界の名歌といった 曲を片っ端から弾いてゆく。
ミニコンサートに出かけるのも又楽しい。
小人数で演奏者との距離がほんの2〜3m、多分ヨーロッパのサロンの音楽会も このようなものだったのだろう。
演奏者との対話もまた楽しい。

9.全国のヴァイオリン教室主催者のみなさんへ

少子高齢化で一般に教育産業が衰退する中、高齢者がヴァイオリンに興味を持ち ヴァイオリン教室のみが隆盛となっている昨今の動向、慶賀申し上げます。
しかしながら高齢者から見たヴァイオリン教室は入ってみても尚、違和感を感じることが 多々あります。いいかえれば高齢者はあなた方にとって見れば宇宙人なのかも知れません。
三歳半の幼児に与える教材と高齢者向けの教材が同じでいいはずがありません。
そもそも目的が違うのです。
幼児からヴァイオリン教育をさせようとする親の多くは単なる 子供の情操教育(趣味?)と考えるよりあわよくば音楽家として育てたいと思い高い楽器を 買い与え、長年掛けてクラシック音楽のみを与え続けているのではないのでしょうか?
中高年のヴァイオリンを始める目的は自ずと異なっています。
クラシックの素養云々より早く自分の好きなあの曲を弾きたいのです。
ギターで弾いていたあの曲を、トランペットで弾いていたあの曲を、テレビのBGで流れていた あの曲をヴァイオリンで弾いてみたいのです。ビブラートをつけて。
ヴァイオリンのほうが表現力がありそうだからヴァイオリンで弾いてみたいのです。
そこで提案です。
@調子はCから始めること
大人ですから2線だけで弾けるイ長調のきらきら星から始める必然性はないのです。
純正律もピタゴラスも必要ないのです。
平均律でハ長調のドレミが弾けるようにして下さい。
後は譜面を見て♯がくれば指をそれなりにずらして半音上げるし、♭がくれば半音下げます。
大人は少なくともピアノの鍵盤を思い浮かべることができます。
こうやって音階の位置を覚えれば後は楽譜さえみれば「歌」の曲なら弾けるようになります。
※純正律もピタゴラスも大げさに理論を振りかざさなくとも分かってきます。
(理論ではない、美しく弾こうとしたら自然にそうなる。似非学者へ!)
A音階をドレミ以外でいうときはドイツ語でなく英語を使ってください。
先生が「エー線から弾きましょう」というので一生懸命「A線」を弾いていました。
「べー」は「B」と、「ハー」は「はあ?」と思っていました。
この年でドイツへ音楽留学することはありません。
英語読みで「ビーフラット」、「ビー」あるいは「ビーマイナー」、「ビー」、 「エイ」,「エイシャープ」あるいは「エイ」、「エイメイジャー」でいいではありませんか?
Bビブラートは早く教えてください。
人に聞かせるわけではありませんから音階が正確である必要はありません。
自分が感傷に浸りたいのです。
例えは変ですが日本の医者は死期が近い患者にもモルヒネを極力控えて苦しめて死なすそうです。
日本人はストイックに出来ているのでしょうか、妙なところにこだわりを持つようです。
高齢者には早くモルヒネ(この場合はビブラート)を与えて気分よく死なせてください。 あなたの責任は問わせませんから。
C音階練習一時間、曲10分?
別の先生に個人レッスンを受け始めた仲間が音階練習一時間、曲10分にしなさいといわれたそうです。
何を言っているのですか?われわれは音を学びたいわけではないのですよ。曲を楽しみたいのですよ。 当然音階練習はやりますよ。でも楽しむほうが先です。
ついでにいいますが演奏会でも超絶技巧の曲、長ったらしいクラシックの曲より、 クラシック通に無視されているといわれる川井郁子さんの「ロシアより愛を込めて」に より深く感動します。どういう人生経験がこの曲を紡ぐのだろうということです。 どんな著名な先生に指導を受けようが本人に体験がなければ表現できないと思います。 それとも芸術家という人たちは習うだけで人を感動させることができるのでしょうか?
☆後日談
聞くところによると、川井さんは素敵な男性と長い交際の上、結婚されたそうだ。 長い交際のなかにいろんな思いをされてそれが演奏に籠められていたという私の推測が 当たったね!
D教えてほしいこと。
私達には弾きたい曲があります。
楽譜通り弾くことが目標ではありません。ここは情感を込めてこう弾きたいと思ったときその弾き方を教えてください。
そのための基礎練習は厭いません。
Eスズキ教則本のCDのテンポは早すぎる。
CDにあわせて弾こうとすると早すぎて腹が立つ。
何のためにこんなに早く弾く必要があるのでしょうか?
聴くにはいいかもしれませんが合わせて弾くには早すぎます。
何度も聴いて覚えなさいという趣旨はわからいこともないですが・・・。
まあ、還暦スターターはスズキ教則本は合わないということでしょうか? 私個人の意見だけでもありません。
F高い楽器を押し付けないで下さい。
40万円以上の楽器でないと上達が遅れるそうですが別に上達する必要はありません。 要は楽しめればいいわけですから。
大体最初に買った楽器の音で満足しています。
収入の少ない人間が自分の趣味のために家族をだまして40万円せしめるのは犯罪です。 少なくとも自己中のすることです。
3万円から10万円の楽器で十分楽しめます。
   
閑話休題
ある方がこの項をほとんどコピーしてあたかも自分が書いたかのように日記に掲載しています。
この人物と私とは全く無縁です。
私はこの文章を他のページに転載したことはありません。

10.二年目に突入

本日高松大学から5月9日(平成18年)スタートの生涯学習講座「楽しいヴァイオリン教室春コース」の受講票が送られてきた。
私にとってヴァイオリンを習い始めて丁度1年になる。
録音を取って聞くと落ち込むこと甚だしいがそれでも好きな曲は楽譜があれば大体弾けるようになった。
ビブラートも出来るようになったし、弓の毛替えも自分で出来るようになった。
前項でいってきたことも今となっては少し考えが変わっていることもある。
それは「美しい音」を出すことに少し興味が移ってきたことである。
これは平均律でなく純正律でいい音を探しながら演奏を心がけるようになったことを意味する。
本当の意味のヴァイオリン演奏の基礎を身に付けたいと思う今日この頃である。
ちょっと待って下さい。インターネット上で散見される従来的、一般的な指導方法に賛意を表しているのでは決してありませんよ。
    

11.初心に戻ろう

     今は生涯学習講座「楽しいヴァイオリン教室秋コース」。
今更初級コースでもあるまいと、中級に入れられた。中級(の上はない。最古参は平成13年から)は オケ形式、即第二ヴァイオリン。曲はシベリウスの「フィンランデリア」とシュトラウスの「春の声」。 他の人達は春コースから取り組んでいるらしい。
私はヴァイオリンを首にはさんで弾いている振りをしているだけ。音符は簡単だ。だけど弾けない。 同じ音符が並んでいて時々メロディが入る。ここだと思った瞬間には次へいっている。 まあいい。初めてだから・・・。
ところで自己満足かも知れないが私自身は知っている日本の抒情歌、外国民謡、シャンソン、タンゴなど 私なりのヴィブラートを掛けながら楽しんでいる。それでいいと思う。

私はクラシックはどちらかといえば嫌いなものが多い。N響なんか無理して聞いているがほとんど嫌いだ。 「題名のない音楽会」は大体好きだ。
それとクラシックを取り巻く人達、特にアマチュアの人達(インターネット上)にはなじめない。
このエッセイを読んで感想を述べている人もたまにはおられるが、私のビブラートには懐疑的だ(多分そんなものはビブラートではないといいたいらしい)。 教える先生も批判されている。私のビブラートは勿論自己流からはじめた。私から先生に教えてくれといったわけだ。 私は二人の先生に師事しているがお二人とも人柄、キャリアとも立派であって非難される筋合いはない。
私の希望にそって教えていただいている。
くそ面白くもない練習曲を100曲以上しあげて3年たってさて、ビブラートというのは私は断固拒否する。
そういうキャリアは40代以下から始めてクラシックを目指す人にはいいかもしれない。
私は勿論練習過程も楽しんではいるが音楽を楽しんでいるわけで、山のあなたの尚遠くへ幸いを探しにいっているわけではない。 そんなものがあるわけはない。
アマオケへ入るつもりもない。
余所様のこれにかんする話題を拝見するとアマオケのお局様らしき人が今度入ってきた新人は自己陶酔型で音が大きい, 周囲に気を使えとかお書きになっている。多分私がアマオケに入ったら後ろから弓でシバかれるかも知れない。 還暦過ぎてヴァイオリンをするからにはラストスターター憲章第4条を思い出そう。 大体クラシックだけがヴァイオリン音楽じゃない・・・。ブズブズ・・・。

2年目の秋季コースが終わった。
仕上げに二つの演奏会に参加した。
一回目は「ふれあいコンサート」近くの幼稚園の園児が見に来てくれた。
生まれてはじめての演奏会だ。学生も参加している、一応管弦楽団だ。
二回目は短大の定期演奏会だ。60人の大(?)編成。
一生懸命演技をした。時々音がでたが、オーケストラの音の厚みを増すためには役立ったかもしれない。     今年はこれでいいことにしょう。でも楽しかった。     「のだめカンタービレ」の世界だ。もちろんあれよりズッと真面目だったが。
    
    性懲りもなく、また来年の「春季コース」に参加を申し込んだ。
    
    
    
    2007.02.21の個人レッスンの師匠のブログに私のことが載っていた。
    
今日は朝から実家でレッスンをしていました。
朝一番の生徒さんは叙情歌のAさん(ニックネーム)です。
・・・中略・・・
最近のAさんは毎週ご自分でお好きな課題曲を持ってこられます。
今日は『水色のワルツ』でした。(あれ?青色のワルツだったかな?)いずれにせよ、少し憂いのあるどこか悲しいメロディー。
これをまぁ、本当に見事に歌い上げるのです。ヴィブラートもバッチリかかるようになっていたし、低音の音がとても良い!
熱心にお稽古された甲斐がありましたね。私も生徒さんが上達する様子を見ていくのが嬉しい。
ヴァイオリンを習い始めて1年10ヵ月にしてヴィブラートのことを褒められたのも嬉しいが 何より『水色のワルツ』を知らない世代の先生にヴァイオリンで想い(あ〜、ちょっと誤解をまねく表現ですが)を伝えることができるように なったのが嬉しい。因みに音の良いのはヘンシェンレプリカヴァイオリン・アマティモデルで私の腕ではない。

12.三年目に突入

本日高松大学から5月22日(平成19年)スタートの生涯学習講座「楽しいヴァイオリン教室春コース」の受講票が送られてきた。
私にとってヴァイオリンを習い始めて丁度2年になる。
さて2年間の成果は・・・





<乞うご期待>
鑑賞ミニコンサート


N川井郁子を迎えて
2007.03.11
サンポートホール高松
川井郁子&瀬戸フィル

M石原崇子リサイタル
2006.09.23
志度音楽ホール
石原崇子

LLa Japonaise
2006.09.15
県民ホール
川井郁子

KLa Resonance Ensemble
2006.08.19
県民ホール
福崎至佐子


JStarlight Concert
2006.07.15
石の民族資料館
ベッレツァ・クァルテット
西浦 弘美


Iあじさい・コンサート
2006.06.28
ギャラリー茶屋 四季
石原崇子
白井香佳

H「石原崇子」コンサート
2006.06.11
ヴァイオリンとフルートのしらべ
菖蒲祭り

G瀬戸フィルメイトミニコンサート
2005.12.16
カフェ・ナージャ
石原崇子
近藤浩子

F高松短大記念演奏会
2005.11.16
高松テルサホール
音楽科

Eトリオソイ
2005.10.22
かめびし内ゲストルーム
伊藤恭子


Dプラハガリアーノトリオ
2005.9.30
サンポートホール高松
柏原大蔵


Cラフレスカディナーコンサート
2005.9.16
ラ・フレスカ
石原崇子
前沢晶子(P)

Bピアノとヴァイオリンの夕べ
2005.7.16
石の民族資料館エントランスホール
大矢裕歌
池田慈(P)

A子供参加オペラ「小さな煙突掃除屋さん」
2005.6.11
サンポートホール高松

@川井郁子ディナーコンサート
2005.3.9
全日空ホテルクレメント高松






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